学術講演会の概要

ごあいさつ

日本顕微鏡学会第69回学術講演会の開催にあたって

公益社団法人日本顕微鏡学会会長 森 博太郎
第69回学術講演会 実行委員長 竹田 精治

 日本顕微鏡学会第69回学術講演会は、来る2013年5月20日(月)~22日(水)、吹田市のホテル阪急エキスポパークにおいて開催されることとなりました。会員の皆様には広くご参加いただきますようご案内申し上げます。
 近年における顕微鏡科学の発展は目覚ましく、電子や光に加えて、イオンや陽電子をプローブとする新しいイメージング法が開発されるとともに、一方では、試料を実作動環境に近い条件下で観察するための技術開発が大きく進歩しています。例えば、試料を大気圧までのガス雰囲気下あるいは液体雰囲気下で電子顕微鏡観察するための新技術が着々と積み重ねられています。これらの技術開発は、近い将来に必ず顕微鏡科学の分野において大きく結実すると考えられます。
 こうした背景から、今回の学術講演会ではそのテーマを、「マイクロスコピー:新分野を拓く最先端技術」としました。この学術講演会に、たとえば、0.1 nmを切る分解能を有する電子顕微鏡の最新技術と応用研究の成果、回折限界をしのぐ分解能を有する光学顕微鏡の最新技術と応用研究の成果、新しい各種プローブによる顕微鏡の応用研究成果、さらには試料環境制御型電子顕微鏡による最新の研究成果、など多くの最先端の学術知見が持ち寄られ、深い議論がなされることを期待いたします。
 今回の学術講演会では、従来にも増して会員による一般講演を重視し、オリジナルな研究発表をしていただきやすい環境の整備に心がけました。則ち一般講演セッションを充実させました。これに加えて、若干のシンポジウムセッションを設けるとともに、恒例の瀬藤賞講演、冠ワークショップ、チュートリアルセッション、企業展示などの場を用意しました。また、会期前日の5月19日(日)には、顕微鏡科学の広報を目的として、市民・高校生向けの公開講座を開催いたします。この講座には走査電子顕微鏡による観察実習が含まれます。
 顕微鏡関連分野で活躍しておられる多くの研究者、技術者、学生のみなさんがこの第69回学術講演会にご参加くださいますことを、実行委員ならびに学会関係者一同、心よりお待ちしております。

主催・事務局

主 催:公益社団法人 日本顕微鏡学会
会 長:森 博太郎(大阪大学名誉教授)

運 営:
実行委員長:竹田 精治(大阪大学)

実行委員会・プログラム委員会
装置・手法系
プログラム委員長
 高井 義造(大阪大学)
委員
 秋田 知樹(産業技術総合研究所)
 大島 義文(大阪大学)
 小関 泰之(大阪大学)
 近藤 行人(日本電子)
 今野 充(日立ハイテクノロジーズ)
 陣内 浩司(九州大学)
 菅原 康弘(大阪大学)
 鈴木 直久(日本FEI)

医学・生物科学
プログラム委員長
 難波 啓一(大阪大学)
委員
 石井 優(大阪大学)
 岩崎 憲治(大阪大学)
 上田 昌宏(大阪大学)
 小澤 一史(日本医科大学)
 月田 早智子(大阪大学)
 永井 健治(大阪大学)
 原田 彰宏(大阪大学)
 平岡 泰(大阪大学)
 峰雪 芳宣(兵庫県立大学)
 諸根 信弘(京都大学)

材料科学
プログラム委員長
 保田 英洋(大阪大学)
委員
 石丸 学(大阪大学)
 大西 洋(神戸大学)
 河野日出夫(大阪大学)
 阪本 康弘(大阪府立大学)
 正田 薫(UBE科学分析センター)
 戸川 欣彦(大阪府立大学)
 中嶋 悟(大阪大学)

市民公開講座
プログラム委員長
 酒井 朗(大阪大学)

写真コンクール
 永瀬 丈嗣(大阪大学)
 西 竜治(大阪大学)

会期・会場

 会場: ホテル阪急エキスポパーク
     http://www.hankyu-hotel.com/hotel/hhexpopark/index.html

【市民公開講座】
 日時: 2013年5月19日(日)13:00〜16:00(予定)

【学術講演会】
 会期: 2013年5月20日(月)〜22日(水)

【懇親会】
 日時: 2013年5月21日(火)18:00
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